
Systemwalker Operation Managerの操作に関するお話。
ジョブの停止と無効の違い
停止は一時停止、無効はスルーする機能
ジョブを停止した場合、起動条件を満たしてもジョブは起動しません。停止解除の操作をした場合に起動します。
対して、無効にしたジョブは、起動条件を満たしても起動しませんが、代わりに内部的に疑似正常終了の扱いとなり、無効解除しても起動はしません。
ジョブネットから見るジョブの動き
例えば、A→B→Cと接続線を引いたジョブの構成で、Bを停止状態にした場合。
ジョブネットが動いた場合、通常はA→B→Cでジョブが動いて終了することになるが、Bが停止状態のためそこでストップします。
ついては、ジョブネットは実行中のステータスのままとなります。Bを停止解除した際に、B→Cと動き出してジョブネットが終了します。
対して、ジョブを無効にした場合、A→B→Cとは動かず、A→Cで動く形になり、それでジョブネットは終了します。(Bをスキップします)
無効解除をした際、Bのステータスは(疑似)正常終了となりますので、あとから見て「動いてる?!」と勘違いする人が多いのも一興
停止しておいたジョブを動かしたくない場合
停止状態のジョブは停止解除すると動き出します。対して、無効にしたジョブはスキップされます。
そのため、停止状態のジョブに対して無効操作を行い、その後に無効解除の操作をすればそのジョブは動きません。(スキップされる)
なお、停止→無効はできますが、無効→停止はできません。後戻りできないことに注意。
どういう場合に使い分けるのか
停止は、動かしたいけどその前にプログラム改修しておきたい場合に使う
停止は上記の通り、一時的な停止です。
そのため、停止している間に、登録していたシェルなどのプログラムを変えて、終わったら停止解除して動き出すようにするという形になります。
逆に無効は、今日(以降)は動かさなくても良いやって時に行います。
停止解除操作を意図的に行わないといつまで経っても起動しないため、忘れず停止解除を行いましょう。