
Systemwalker Operation Managerのコマンドである「Jobschmsgeventコマンド」でメッセージ事象を発行した後、本当に発行されたのか確認する方法についてです。
jobschmsgeventで発行したメッセージ事象の確認方法
各ファイルの詳細は、富士通のサイトから”リファレンス集”を見てください。
UNIX版の場合
以下で確認できます
- メッセージ事象発生履歴ファイル(13系以前の古いものにはありません)
- 監査ログファイル
Windows版の場合
- メッセージ事象発生履歴ファイル(13系以前の古いものにはありません)
- 監査ログファイル
- イベントログ
UNIX版と違い、Windows版の場合はメッセージ事象をイベントログに書き込み、それをジョブスケジューラが読み取って、ジョブネットに起動依頼を掛けます。
この中では監査ログがオススメ。ジョブネットの起動に関する情報含め確認できますので。
メッセージ事象が発生してジョブネットが動いたのかを確認する

気づいたらジョブネットが動いている!?
まずは、ジョブネットの起動条件を確認してください。ジョブネットにメッセージ事象の設定がされていますか?
されている場合、起動条件は「メッセージ事象発生時のみ起動」ですか、それとも「時刻起動」ですか。
「時刻起動」の場合は、ジョブネットの設定画面のメッセージタブで「起動時刻の到来を待つ」にチェックしていますか?
「メッセージ事象発生のみ起動」及び「起動時刻の到来を待つ」が未チェックの場合は、メッセージ事象が発生すれば即起動します。
「起動時刻の到来を待つ」をチェックするのを忘れていることが多いと思います。
証拠としての確認が必要ならば、監査ログファイルを参照しましょう。
Windows版:Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\mpcmtool\audit |
UNIX版:/var/opt/FJSVftlo/audit |
監査ログファイルで「MESSAGE」を(grepせずに)検索してください。
そして、そのあとに起動したジョブネット名で該当のジョブネットが「MOVE_JOBNET」で記述されているか確認してください。
jobschmsgeventコマンドの終了コードは
jobschmsgeventコマンドの終了コードは0で正常
jobschmsgeventの終了コードは0で正常
1の場合は、コマンドライン(オプション含む)が間違っているのが基本ですので、見直してください。
それ以外の終了コードは、、、上記に書いたファイル群に掛けなかった場合などで200番台のを出しそうですが、富士通のサポートデスクにお問い合わせください。