

ここでは仕事で使ったツールに関する知識を書き連ねていっています。
エキスパートというわけでもないので、間違いあればご指摘ください。

今回はSystemwalker Operation Managerのジョブの設定についてです。
ジョブの設定について
基本は、Systemwalker Operation Manager 運用ガイドの「4.2.4 ジョブを登録する」をベースに補足していきます。
ジョブの設定
ジョブネットの登録画面にあるジョブのアイコンを右クリックから「プロパティ」を選択してジョブの設定画面に入ります。
この画面について説明していきます。

コマンドとパラメタ
「コマンド欄」と「パラメタ」欄に分れていますが、コマンド欄に全部書いてしまって問題ありません。
ディレクトリ
「ディレクトリ」欄はカレントディレクトリを指定します。実行場所に指定が無ければ書かなくても支障はないです。
コメントとジョブ名
「コメント」も特には不要です。
「ジョブ名」も特には不要です。
「コメント」欄と同じで、書けば画面上の表示だったり、CSVファイルに表示されるので区別しやすくはなります。
ジョブをネットワークジョブとして投入する
「ジョブをネットワークジョブとして投入する」では、ジョブを実行するサーバを指定します。
指定していない場合は、このOperation Managerが入ったサーバ上でコマンドが実行されます。
指定する場合、相手先のサーバに双方向で通信が可能でOperation Managerが入っている必要があります。
キュー名
「キュー名」については、ジョブ実行時に投入する「キュー」という器の名前になります。
必須ではありません。
しかし、このキューにはジョブを投入できる上限があります(設定依存)
パソコンで言えばCPUの部分になります。多数のジョブが実行するには多大な負荷が掛かるため、ジョブ数が100を超えるのならキューを指定して分けておくのが無難にはなります。
正常終了コード上限値
一般的なコマンドには正常終了と異常終了があります。
正常終了の場合はコード0が返り、異常終了の場合はコード1以上が返ります。
これはコマンドの作成元に依存します。
Operation Managerでもジョブは0が正常終了、1以上が異常終了と扱われます。
しかし、コマンドや作ったシェルによってはコードが1であっても正常終了としている場合があります。
そのため、ここでは1~254の間で値を設定してその値までを正常終了として終了します。
つまりここでコード10を指定したならば0~10までが正常終了の範囲となります。
終了コードに関わらず正常
先の「正常終了コード上限値」では”ここまで正常”というのを指定しましたが、こちらは”どんな値でも正常”と指定します。
どんなエラーであっても無視で良いというジョブの場合に指定します。
標準出力/エラー出力を保存しない
例えば、一般的なコマンドは実行するとコンソール(コマンドプロンプト)上に結果が返ります。
それが標準出力と言います。エラー表示について標準エラー出力となります。
これを出力するかどうかです。基本的に指定する必要はないと思います。
まとめ
ここで必要な設定は以下のみです。
・コマンド名
必要になる可能性が高いのは以下です。
・ジョブ名
・ジョブをネットワークジョブとして投入する
・キュー名
・正常終了コード上限値
以上です。
次は、続きのタブについて書いていきます。